弟子のSです

武術の稽古日誌

2014-06-28から1日間の記事一覧

弟子と呼ばれし人々5

貧乏の極みから、百閒先生は師夏目漱石が自分に書き与えた大切な掛け軸を人に譲る決心をする。細君を先方に遣わし、微々たるお金を手に入れる。内田百閒『貧凍の記』より抜粋。 ・・先方の主人は、軸を繰りひろげてしけじけと見ながら、かう云つたさうである…