弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

蟷螂拳と新陰流剣術を生で見られるというので、中野での武術交流会に出かける。ケガの直後の稽古はやっぱり怖くて、道場までは逆向きの引力に抗いながら歩いたが、参加した甲斐のある、すごくいい内容だった。「師との稽古で与えられるのは問題だけ。解くのは自分一人ですること」「教えとは高いところから砂を撒くようなもので、ばあっと散らばるけれど、だんだん積み重なってくる」。師が、流派は違っても、あるレベルまで到達した人の話すことは似てくる、と言っていたけれど、こういうことなのかもしれない。 剣術の先生は宮本武蔵の立てた二天一流にも造詣が深く、師の宿題の答えの参考になるような話を聞かせてもらった。これで書けるかも。 実技も学ぶことが多かったけど、ふとした拍子にひざカックンを起こしてころんでしまう。私のひざはどうしちゃったんだろう。治りたかったら杖をつけ、と師に強い調子で言われる。