弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

護身術→太極拳

今日の護身術は、攻めに虚と実をつくることがテーマだったと思う。攬雀尾右ポンや無影脚、先日の蟷螂拳の動きなどにあるように、上になった腕の死角から下の腕で突いたり、攻める腕に守る腕を添えることで攻守を連携させたりして、相手の虚を衝く。

これこそ武「術」という感じで、トリッキーで良い。人と戦うにつき、私の活路はそこにしかない気がする。先日お会いした蟷螂拳の先生が決して屈強なタイプでなかったことも、私には大きな励ましだ。

一つの箇所に意識を向けさせて、空隙を攻める。逆に、そうして攻められるのを防ぐためには、空隙を作らない、意識の不均等を作らないことだ。

ひざをかばいながら座取りをしたけど、合気道の合気揚げで稽古した腕のかたちを意識することで相手を返せた。弧を描いた腕は強い。自助努力が小さな実を結んで嬉しかった。

温泉に行きたいとかくだらないことをブログに書いている間に、師のブログの記事が更新されていた。うおっ、宿題を再提出しないと!