弟子のSです

武術の稽古日誌

スポーツ整形外科

スポーツ復帰に向けたリハビリ指導をしてくれるところをネットで探して、明大前にある整形外科に行く。院長先生がひざの専門医ということで、すごく丁寧に診てくれた。助手のような人に松葉杖をついていた期間を確認された。交わされる言葉が専門的でよくわからない。来週、別の施設でMRIを撮ることになった。

受傷後時間が経っているので、すぐ治療に入ろうということで、MRIの結果を待たずに理学療法(リハビリ)に入る。靭帯が緩んでいるのに加え、筋肉も落ちている今はひざを支えるものが何もない状態なのだそうだ。リハビリ室には切実な表情の老若男女が沢山いてほっとする。

理学療法士さんは私のひざの動き、座り方、歩き方を細かくチェックして、疼痛回避が出てますね、と言った。痛みを怖れてかばうことのようだ。現状を正しく把握し分析して、それに対する最善策をとろうという、論理的思考の権化のような彼。師と同じく、希望的な予測も悲観的な予測も口にしない。こういう人がいい。私も「治りますか?」と聞きたいのを飲み込んだ。「治りますよ」と言ってほしいだけの質問だから。

ひざの動きが悪いのに加え、疼痛回避のために回りの筋肉が固くなっているというので、そのためのストレッチを何種類か教わる。「治りますよ」でなく「治しましょう」と言われた。はい。また来週行く。

そして、ついにMRI。これで色々わかってすっきりするだろう。