弟子のSです

武術の稽古日誌

リハビリ道中膝栗毛

去年うちに遊びに来たTさんがメールをくれる。Tさんと話すとネガティブとはどういう事かよくわかる。 「膝の具合ダメですか。私も膝で半年以上、山に登れなかったあと、ストレスがたまったのか、心房細動になりました。気をつけて下さい」 半年後に山登りに復帰したんだね。 ケガをしてからスポーツ選手への共感力がやたらと高まり、これは収穫だと思う。経験しないことは本当にはわからないから。ここのところ繰り返し読んでいるのは、サッカーの元ブラジル代表、ロナウドについてのウィキペディアの記事。サッカーファンなら誰でも知っている話なのだろうけど、今までスポーツとか全然興味なくて、こういうドラマを知らなかったのです。 「・・1999年11月21日のUSレッチェ戦で右膝靭帯部分断裂の大怪我を負い、手術とリハビリのため長期の欠場を余儀なくされる。翌2000年4月12日のコッパ・イタリア決勝のSSラツィオ戦で復帰するが、再び同じ個所を完全断裂し、僅か7分間でピッチを去った。その後、20ヵ月間に及ぶリハビリの末、2002 FIFAワールドカップを控えた2001-02シーズン終盤のブレシア戦で復帰すると、チームを救う2ゴールをあげる。その後も10試合の出場ながら7ゴールを挙げた。・・2007-2008シーズンはACミランでまた怪我に泣かされる。そして、最悪の事態が再び訪れることになった。2008年2月13日、セリエA・第16節延期分のリボルノ戦で右膝に続き左膝の腱を断裂という1999年、2000年と同じような症状の大怪我を負ってしまった。その後、ロナウドはブラジルに帰国し、コリンチャンスでプレーした。」 アスリートの精神力よ・・・・。私なら、太字の時点で3回くらい自殺してるだろう。 精神力というより、愛か。ロナウドがサッカーを愛したので、サッカーも彼を愛したのだ。森を愛さないものは森に愛されることはない、という。