今日のお稽古

護身術。合気の感覚をつかむ稽古のつづき。 対面して押してくる相手の力を一定のポイントで受ける。前に出ず、後に引かず、押してくる力に等量だけ反応する。 突きに対して、接触点からこちらの思う方向へ誘導する。突きに対して、接触点から下に落とす。突きに対して、接触点から上に上げる。 手首をつかまれるのをかわしてつかみ返す。短棒対短棒で、小手を打たれるのをかわして打ち返す。打ち返して相手の棒を奪う展開。 りきんではいけない。りきむと相手に反発させる力を生むから、それを生ませたら失敗。 私のイメージでは、こんな感じの円運動に相手をつきあわせられれば成功。上がる。

実際に師と向かい合ってみると、敵なのにもかかわらず、共同作業をさせられる感じがする。よくわからないんだけど上げられちゃった、抵抗する気持ちがなんとはなしに削がれた、みたいな。 靭帯断裂について、わかってすっきりした一方、治らないという事実をまだ受け入れることができない。今まで読んだ本、ネットの情報、靭帯再建手術を受けた友達の話、理学療法士さんの助言。そして師の言葉。武術。「知」が頭の中をぐるんぐるん渦巻いている。 今日はもう、稽古のあとは武術のことを考えるのをやめるよう師に言われる。