弟子のSです

武術の稽古日誌

リハビリ道中膝栗毛

私ぐらいの年齢の女性がカッコよく杖を突いて通り過ぎてゆくと、見返り美人の格好でじーっと観察してしまう。今日はほんとに興味をひくものを見かけ、ついに駅で持ち主に話しかけてしまった。よく人に尋ねられるそうで、快くいろいろ教えてくれた。

http://www.webo-kobe.com/items/accessorie/aiwalk/stick.html

穏やかなフォルムがかわいい。杖の使用をかたくなに拒む母にプレゼントしようかな。

しかし兵法者が持つならやっぱり杖タイプかと思う。軽くて、ちょっとやそこらでは折れない素材の。

今日はスポーツ整形外科で診察とリハビリ。ふだんはリハビリだけに通い、定期的に医師がチェックするシステム。診察室で今後についての話を聞く。

再建手術の目安は今後ひざ崩れが起きてくるかどうかだが、一般的には50歳以上の男性・40歳以上の女性には手術を勧めていない。それ以下の年代に比べ運動性が低いと考えられるからである。

医師と理学療法士さんが必ずしも同じ意見という訳ではないようで(フロアも違う)、いつもの理学療法士さんにその話をすると、

運動性だけを問題にするなら、20代でも全然運動しない人はいるし、50代でも活動的な人はいる。やりたいことやバックグラウンドは人それぞれ違うのだし、手術の選択肢を含めて「Sさんに」一番いい方法を探っていくべきだ。

みたいなことを言っていた。私は運動性が高いのか低いのか。趣味は読書と音楽鑑賞だけど・・。

筋トレの強度は少しずつ上がってきている。今日は椅子に足を開いて腰掛け、股関節から曲げて前傾する練習をした。ひざを守るために股関節から曲げるというのは、太極拳でいつも師に言われること。リハビリと稽古がリンクしたように思える時はうれしい。