弟子のSです

武術の稽古日誌

弟子と呼ばれし人々2

イエス・キリストの一番弟子ペトロは、もとからその名前だったわけではなく、もとの名はシモンと言いました。師を慕うこと熱い彼にイエスがこう話したのです。

「わたしも言っておく。あなたはペトロ(岩)。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。」(『マタイによる福音書』)

こんなん言われたら弟子冥利に尽きるというものだろう。輝くペトロの表情が見えるようだ。

一本気な性格のペトロは、イエスが逮捕される時に師を守ろうと、飛びかかって官吏の耳を剣で切り落としちゃったりして大暴れ。かんじんの師に「よしなさい」とか言われる。失敗しては怒られて、うろたえたり泣いたり忙しい弟子である。そんなペトロが好ましい。

自分がそういう立場だからかわかりませんが、本とか、つい弟子キャラに注目して読んでしまいます。