弟子のSです

武術の稽古日誌

頭を空っぽに

「なあフランソワ、私は君の部屋にこうしている間は、自分が与えられるかぎりのものを君に与えるよ。でも、ドアの敷居をまたいで一歩外に出たら、私はもう君のことを考えるのは止めるんだ。だから、君の話が心には残っても、頭には残らない・・私の頭はいつでも軽い。頭が思いに囚われないから、自分のためにエネルギーを温存できる。君は逆だ。頭はいつも重い。いろんな思いに囚われるから、結局エネルギーがすっからかんだ。いいかい、フランソワ。大切なのは手放すことだ。君はそれを学ばなければならない」(フランソワ・デュボワ『太極拳が教えてくれた人生の宝物』)

手放すとき、例外はあってはならない。武蔵の「とにもかくにも、きるとおもひて、太刀をとるべし」の「とにもかくにも」の絶対的で現実的な意味もそこにある。あれは斬る、それは斬らない、はあってはならない。

母親にとって(父親はなったことないからわからない)子供は特別すぎる存在だ、ということである。

感情はなくせないが、自分の感情と距離をおく訓練はしているつもり。中庸に構えて、敵を迎えにいかず、押し負けもしない。頭を空っぽにして、起きたことだけに対応する。武術って本当に整合性がとれているなあと思う。太極拳詰将棋やろっと。

追記・・・LEVEL8になったぁー!!もう当分やらない