弟子のSです

武術の稽古日誌

辛いよ〜〜ぉぉぉ〜〜♪

連休中の稽古では、格上の人ばかり、というか、格上というのも口幅ったいような、百獣の王みたいな人ばかり見て、こういう世界に私の居場所はあるのだろうか、あるわけないだろ、という気分に時々なった。武術は弱者のためのものって言ったのに、話が違うじゃないか。

そういうことで落ち込むのは、私が武術と格闘技を混同しているからだ(と、合宿で師と木村先生に言われた)。なので自分なりにここで整理してみましょう。

格闘技は試合の中で人と強弱を争う限定的・相対的なものだけど、武術は試合の枠を越えた総力戦であって「いかに相対性を乗り越え、絶対的に死ににくくあるか」を個々人が工夫するもの。自分より強い相手に負けないこと。自分にあるものとないものを把握して、手持ちのカードから活路を探っていくこと。

ゴールデンボンバーは、ボーカルの鬼龍院くん以外は音楽的には何にもしてないのに、スキルの無さを補ってあまりある創意工夫、常軌を逸したパフォーマンスによってオリコンチャートで1位を取る。YouTubeで伸び伸びとふざけきった彼らを見ているとひじょうに武術的に感じるものがあるけれども、私は、私は、どうすればいいんだろ。

体格や筋力に劣る私が頼ろうと思うもの。それは、要領。重力。合気。ロジック。勘。

交流会で、百獣の王がゴロゴロいる中で小さくなっているところへ師がやってきて、追い討ちをかけるように「Sさんには武術のセンスがない」と仰る。今さらそんな身もフタもない事・・。OTL

ところが翌日の合宿で伺うと「センスは後から育てられる」と師は考えておられた。なぁんだ!よかった!本当によかった!!