弟子のSです

武術の稽古日誌

フィフティのウーマンのボーン

武術で見出されるべき自我・梅干しの種の芯には性別も年齢もないと信じている私、それは50歳の女という乗り物に乗って生きている。その乗り物が今後どういう変化をするのかについて。 医学的には45歳~55歳を「更年期」と呼ぶので、私は目下そのど真ん中にいることになる。それはそれで色々あるのだがとにかくこの時期身体は閉経に向かい、閉経後の女というのは骨量が激減するものらしい。図の赤線を見ていただくとその急降下ぶりがわかると思う(ニッスイアカデミー「高齢化社会の食生活」http://www.nissui.co.jp/academy/eating/15/02.htmlより転載)。 太極拳教室に多く集まる50代の女性、みんな体内にこんな大変化を抱えているんですね。
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なにゆえ女だけこんな具合に作られたのか、神様の意図が図りかねるが、なにしろ私の骨は今後10年のうちにスッカスカに脆くなり、折れやすくなるのだ。ひざの骨に穴を開ける前十字靭帯再建術も、受けるかどうか迷えるのは今だからで、数年後には迷いようもなくなっているはず。 組手で打たれたり蹴られたりといった稽古は今後危険度が増す一方だろうと思われる。コンタクトして戦わずにすむように、私がうまくなるのを焦るのはそのためである。