弟子のSです

武術の稽古日誌

最善手は蓄積から

諸般の事情により今週も90分稽古は月→木。午後がぽっかり空き、これは仕事をしろという神様の思し召しと思い、働く。福島の歯医者さんから本一冊ぶんのイラストの仕事をいただき、久しぶりのまとまった仕事なのではりきってどんどん描く。と言いたいところだが、締め切りが当分先のせいもあり、ついついiPadに手がのびて将皇の「覚えたて」モードでちょっと一休み、そして、あああ、一休みじゃすまない事になるのだった。関連のQ&Aサイトも読む。

Q. 将棋初心者です。私は何事でも先を読むことが苦手で思考力がとても乏しいので、将棋を通して先読み力をアップさせたいと思っております。先読みの上手な仕方、コツなどが全然分からないのでどうか教えてください。

A. 将棋の上手な人は、実にたくさんの定跡を覚えています。1手選択するにも初心者は白紙ですが、上手な人はすでに数万手数億手の蓄積がありますから、瞬時に最善手を選択できるのです。将棋がうまくなるのはコツじゃないです。膨大な先例を覚えるという作業が将棋の上達には必要な訳で、プロ並みにうまい人は誰もがやっています。少なくとも先ずは1万局並べてからのほうがいいです。1万局並べているうちに1局2局並べた時に感じた疑問のほとんどは感じなくなっています。手を読む力というのは、10万局もならべると、だれでもつくようになります。

定跡を覚える。たくさん対局する。なるほどなあ。

そこで私の疑問は、これをどのように武術の稽古に応用するかということだ。家で一人で将棋をするように、武術の定跡を独習することはできるんだろうか?それをしないで1万局対局して将棋だけ上達しても本末転倒というか、私は満足しないだろうと思う。

ハム将棋なんていうのもやって、ハム裸玉とかいうのに勝ったところで職業人としての目が覚めた。絵を描こう。

追記・本記事はコメント欄が大変充実した内容になっておりますので、こちらも是非 ↓↓↓