弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

武術90分。

前半30分で太極拳。気がかりだった親指の張りの別バージョンの動きが明らかになった。斜飛勢のときの右手がそうだ。手に導かれて胴と足がついていく。足は1本悪くしたけど私の両腕は(比較的)頼れるやつで、武術を始めてから激しい筋肉痛を何度も経験して割と作れている。なので、手の動きが主導する最近のやり方は私にとってはとてもいいものだ。

一つ何かを習ったら、そこから関連づけて発展させるように言われるけど、とんちんかんな方向に発展しがち。

後半60分は、ちびっこに混ざって初めて空手を稽古する。「先輩、よろしくお願いします」。ジュニア空手を何度か見学させていただいて、ずっと興味があったので嬉しい。私にとっては教わる技の型を崩さずに、力を抜く稽古だ。ケガをさせないように慎重にかける。

組手もした。子供同士で組手をすると攻めの応酬で、もう普通に喧嘩である。大人の組手はしっかり守りつつ攻めることだと学ぶ。

先輩はお母さんの荷台に乗せられて帰るのだった。お母さんに挨拶すると、脇から師が「Sさんは50歳なんですよ」。師の前に弟子の人権はないと思っているから何でもいいんだけど、初対面の挨拶で必要な情報だろうか、とちょっと恨めしい。