弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

朝食をとる長女21歳の脇で右足の震脚。「ママは・・どうしてそんなに活発なの?」

武術90分。いつ以来か思い出せないほど久しぶりの剣術。

先週金曜日に習った、太鼓を叩くような打撃+震脚のおさらいから、剣術への応用。前進と後退。太極拳でいえばコウの際の足の動きが前者、白鶴亮翅が後者。その後、双推手への応用。

二刀使いの稽古。小指を張ることで両手に刀をそれぞれ水平に保ち、間合いを計って縦に斬り下げる、受けさせて横に斬る。

太極拳套路・第一段。

つばぜり合いや双推手で、→|←こういう具合に真っ向からぶつかるのでなく、→|→←接触面では相手の力を吸収しつつ実は反撥している、という師の微妙なタッチをぜひ我が身をもって再現したいと思うんだが、うまくいかない。よけそこねた拳が口のはじっこにヒットする。うまくなる前に歯を折るのではと怖い。足の親指の爪も震脚で真ん中から剥がれてしまった。稽古熱心だからではなく、体の末端部が脆弱なせいだ。

日々の暮らしで若い頃に戻りたいと思ったことは一度もないけど、武術をする上では、10年前の体だったらもっと打撃に耐えたろうにと思う。

師は、私がものになると本気で思っておられるのだろうか。師は私に「Sさんはいい時に武術を始めましたね」と仰ったことがある。あれはどうしてだったっけな。