弟子のSです

武術の稽古日誌

西天取経

風と大雨とでうとうとして一晩過ごした。前日のコメントのことを、途切れ途切れに。「武術を豚汁だとします」「足りないものを足すだけ」「そんな不思議なことを考えていても、永久に豚汁は完成しませんよ」。私に足りないといわれる食材は「他者へのまなざし」「感受性」「心の余裕」など、どこでどうすれば手に入るのか見当のつかないものばかりだ。手に入らなければなしで済ませていいものとも思えない。もうちょっとテクニカルなものだったらなあ・・。 腕バランスはできている。次女17歳が人に教わったというのにもトライしてみた。ひざの後ろに腕を入れて、腕で足を支えバランスをとるというもの。 kyokugi.jpg 夜のうちに『神々の山嶺』読了。あとがきの「ぼくにとって物語の王道というのは、”西天取経” という、これにつきるのかもしれない」が胸にしみた。 稽古したい。でも、天候がただごとでない。