弟子のSです

武術の稽古日誌

今日の一人稽古

拳児』の用語の書き出しは9巻まで。ようやく蘇崑崙が出てきたけど、技のデパートのような人なので書くことがいっぱい。なんか大変なこと始めちゃったかも・・。

トニー譚の「ヌクヌク育った奴が一人で毎日体操しやがって」や、田英海の「こんなお遊びみたいな古臭い套路ばかりやって」といった台詞が配されることで却って一人で型稽古に明け暮れる拳児が際立ってくる。張先生も技を見せてから「さあ、意味がわかったらまた一人で練習しなさい。意味がわかると同じ一人練習でも内面が変わってくる」。・・・ただの成長物語でなく、武術を志す人のための、稽古はこうするものだという指南書みたいな漫画なんですね。

中国武術の歴史や地理的な背景も丁寧に描かれている。根が人文系な私は次のことが疑問です。

内面的な力(内功)を重視する「内家拳」はパワーとスピード(外功)主体の南派拳法に対抗して成立したことになっているけど、同じくパワーとスピードに頼む西洋ではカウンターとして内家拳にあたるような武術は育たなかったのだろうか。社会の素地の違い的な疑問。

実技。いつも月曜日にはスポセンでの稽古前に30分早く行って体をほぐしたり受身や基礎鍛錬をしていたのが、定時の稽古がなくなってからその30分ぶんの運動までしなくなっていた。今日同じことをしてみたらだいぶ身体が固くなっていたので、まずい!!と今日はそれをやった。スワイショウもやった。あと套路と、体さばきと技のシャドーを少しと筋トレ。

合間に仕事(一応在宅ワーカー・・)をする。どっちが気分転換だかわからないようなことになってます。

道場に週1日というのはなんとも物足りないけど、とにかく乗りかかった船なので拳児は読み切らなければ。