弟子のSです

武術の稽古日誌

組手のこと

リハビリを終えてから吉祥寺の本屋さんで『秘伝』を見つけて拳児の制作秘話的な記事を読む。おもしろかった〜。『秘伝』はバックナンバーも揃ってたけどビニールがしてあった。2009年12月号の「特集・武飯(ぶめし)の奨め」が気になる。こういうものこそ図書館で購入してほしい。

電車の中でぼーっとしていたら、先週見学した小学生空手教室の組手のことが思い出された。私はたぶん組手恐怖症で、それで却って組手のことばかり考えている。「組手だ、わ〜い!」と言って喜んでいた男の子たち。組手が楽しいのか・・。

あの日は全部で6組の組手を見た。後から師に、どれが一番いい内容だったと思いますか?と訊かれて「あの子と、この子と・・」と印象に残った生徒のことをいうと「個人に注目していたんですね。そうした見方をしているかぎり組手が何なのかはわからないでしょう」と言われた。見るべきは個人がナイスファイトをするとかしないとかでなく、やりとりになっているか、お互いのためになっているか、らしい。師は組手とはこうだとはっきり言葉にしてくれたけど、私にはわからない。わからなければクエスチョンマーク付きで書いとけ、と言われたのでここに書いておきます。

組手=コミュニケーション???