弟子のSです

武術の稽古日誌

台風の逸れた日

朝、23日の記事のコメント欄で師から出された「功夫とはなにか?」他の課題にメールで回答する。考えを言語化するって難しい。ブログをやってても文章を書くのは本当は苦手で気億劫。表現に苦労したが精一杯やって、これで駄目なら仕方ないと思えた。よい返信が来て胸を撫で下ろす。 今日は思うところあって、日暮里の都行燈という照明器具の工房を訪ね、行灯づくりのワークショップに参加してきました。選んだ和紙を木枠に貼ってへらで押さえていきます。私は二枚重ねの透かし模様にして、ちょっと手間がかかったけどお洒落に仕上がってひじょうに満足している。 andon4.jpg ものを作るのは楽しい 夜は中野CMBトレーニングセンターにて師の企画された飲み会。指導者という立場の方々に囲まれ、それぞれのご意見を畏まって拝聴する。誰よりも経済的に酔える私がマットを丸めて自主的に仮眠をとっていると、なんと師がSさんさあ組手をやりなさいと言って、精武練成会の浜島先生にいい機会だからSさんと組手をしてやってくださいとお願いしているのだった。浜島先生のリードで双推手から組手をしていただき、ぐにゃぐにゃながらも良い稽古をつけていただいたと思う。投げられたまま床に撃沈していると、気遣ってくださる浜島先生に「転がしておいてください」と言う師の声が遠くに聞こえた。 やや復活したところで先においとまする。家に着くまでが遠足だと自分に言い聞かせながら気を張って帰った。下戸の武術家っているのかな。