弟子のSです

武術の稽古日誌

馬歩ちゃん

「今は……しかし、いずれは!」師匠と弟子』第一部最終回より。色々うまくいかないけど、へこたれないでがんばるぞ 週1で通っているリハビリのスクワットではひざを守るためにつま先よりも前にひざ頭を出さないように、つまり、ひざを鋭角に曲げないように言われる。太極拳や馬歩でも同様だけれど、馬歩の難しいところは、それでいて上体を真っ直ぐにするよう求められるところだ。頭で考える理屈では、そんなことできる訳ないと思うのです。かたわらの厚紙を、おもむろに切ってみる maho_1.JPG 普通に立たせようと思ったら maho_2.JPG 普通に無理 maho_3.JPG しかしここで、両足を左右に大きく張り出し、両手を前に差し出し、 maho_4.JPG 両手に重みを加えてみる、すると maho_5.JPG 立つ! maho_6.JPG おお! maho_7.JPG 腕振りでも、打ちおろす腕に重みを乗せることで足の負担を軽くしバランスをとる。つまり、腕に(上半身に)うまく仕事をさせる、ということではないだろうか。重りの代わりを何にさせるかというと、含胸抜背や沈肩墜肘という要領や、外側に張り出す、肚に気を静めるといった意識によって・・? 先日のリハビリで、理学療法士さんに馬歩の話をした。プレスだもの。 私「中国武術にもスクワットに似たこういう鍛錬があるんですよ」 理「へー。ニーイン・トゥーアウトに気をつけてくださいね」 ニーイン・トゥーアウトとはつま先よりひざが内側に入ってひざ関節に負担のかかるNG姿勢。ひざ頭とつま先の向きを揃えてね、の意。 へー、で終わってしまった・・・・・。