弟子のSです

武術の稽古日誌

そんな自動化

師からのメッセージ「自分の言っていること・していることが自由や強さから遠ざかるものか、近づくものかを感受性と論理力で常に検証していかなければいけない。こうした作業の最大の敵は感情自己正当化です。Sさんは言い訳と自己弁護が自動化されてしまっているので、まずそこから自由になってください」。 自由や強さから遠ざかると鳴るアラームみたいなのがあればと思うけど、あったらあったで、人生のある時点から鳴りっぱなしな気がする・・。この「〜ねばならない」感。 長女21歳の高校時代の恩師おすすめの映画『イップ・マン 葉問』を観る。芸大出身の恩師に「お母さん元気?」と尋ねられた娘が「武術をやってて伸び悩んでるみたいです」と答えたところ私宛に ・強い人は逃げるのもうまい ・気を張りながら流されるのがよい とのアドバイスをいただいたそうな。はい。芸大に三度トライした長女を見ていて、芸大を目指すのと武術の修行はとても似た体験だと思っている。 『イップ・マン〜』のラスト、ちびっ子のブルース・リーが入門に来て、こまっしゃくれた様子で「イヤな奴をやっつける」と言うのを聞き、動機が私とはだいぶ違うなと思った。