弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

護身術+太極拳。午前中、かかりつけ医で骨密度の測定をしていたのが長引いて痛恨の遅刻。

反発と吸着という、磁力の感覚をつかむ稽古のつづき。

護身術。エア双推手(手を触れずに攻防し隙をみつけて打つ)/上段に隙があれば首をとって倒す。円柱を斜めに回し落とす要領/中段に隙があれば背中をとって倒す。抱虎帰山ぽい/首後ろのツボに指を入れ、相手の頭を横に回させて倒す/相手の後ろに回って首を圧迫する。

繰り返し注意されること→ ×つかむ・引っ張る ○くっつける・引っかける

太極拳。手のひらどうしの磁力を意識しながら套路を最後まで行う。磁力を意識すると、想定する球はそんなに大きくはなり得ない。磁力による反発と吸着を意識しながら、以下を反復練習:

単鞭の用法の、相手の手を左手から右手に渡すところ/如封似閉/雲手/倒輦猴

起勢〜攬雀尾のチェック。

今日思いついたこと。

・組手で蹴られるのはピンチだけど見方を変えればチャンスでもある。ピンチをチャンスにするには相手を見ること、そのためにはリラックスすること。チャンスをものにするには体が動くこと。

・組手に太極拳の要素を反映させる、そのための質問がたまってきたからまとめて師に尋ねる。

・左右逆の套路にも慣れた方がよい。

・骨を丈夫に保つためとか、陰性の体質を陽性にするための食生活について、少しまじめに勉強しよう。いい作物のためには土をよくすることだ。

「この仕事にかかりっきりやさかい、他に何もする暇があらしまへんけど、神へのお勤めやよって、貧乏でもしかたおません」(『ソクラテスの弁明 関西弁訳』北口裕康訳)