弟子のSです

武術の稽古日誌

武術で暮らすこと

たとえばここに「○×拳」という武術があるとしよう

「修行」とはすなわちその「○×拳」で暮らすことだ

「○×拳」で顔を洗い「○×拳」で飯を食い「○×拳」で糞をする(『SABER CATS』)

夫と外でお茶。ふだん会社にいる時間の方が長い夫にぽつぽつと家族の近況を話しているうち、気がついたら、私のしている修行について熱く語るという流れになっていた。先導して下さる師の人となりや、太極拳の陰陽という概念、私にとってそれがどれほど革新的なものかということを切りのいいところまで話そうとしたところ、はからずも怒濤の多弁に。

君がそこまで言うんならよほどの事なんだね、と夫が言った。