弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

方向音痴な次女18歳の大学受験のため、小田急線の鶴川駅まで付き添う。片道2時間。花小金井になくて鶴川にはあるスタバで『秘伝』と、iPadで師のブログの最新記事を読む。

黒田鉄山師範のご子息のインタビュー。ごく普通の感性を持った人なのが印象的。「「できるようになった」という事は、劇的に自分のなかで変わるわけではなくて、本当に少しずつの積み重ねの結果なのかもしれません」。

午後、護身術+太極拳

護身術では、ブログの動画にあった「腕に対する崩し」を早速教えていただいた。踏ん張っている相手の腕を力ずくでなしに動かす。どの崩しも力でやろうとするとぶつかって耐えられてしまうので、なんか耐えどころが曖昧で崩されちゃった・・となるような「ぶつからない」要領を探る。

片手対片手:構えた相手の片手を上下左右に崩す/崩して押し込む・引き込む/投げへの展開。

両手対両手:ファイティングポーズをとる相手の両手を白鶴亮翅の要領で開く/羽ばたきの引き込む動きの要領で閉じる。

両手対片手:ファイティングポーズをとる相手の両手を片手でまとめて封じる。ひじを使ってロックする。

白鶴亮翅の用法:両手対両手の応用。6種。右手を上に挙げる動きで、まず相手の重心をしっかり崩すことから。6種のうちの一つがどうしても思い出せない。

太極拳では同じくブログの動画の、片手が片手に勝手についてくる動き。提手から靠へ移るところ、単鞭で鉤手をつくるところの両手の動きを繰り返し稽古する。

套路は第二段の雲手まで。用法は肘底看捶・倒輦猴・雲手。

黒田泰正師範の言葉から、大切なのは少しずつでも「正しく」積み重ねることだと思った。それを阻む、師仰るところの「下世話で低次元なカサブタの意見」に私はよくよく自覚的でいよう。