弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

太極拳30分+子供空手教室50分。巣鴨にて。

太極拳では二人で向かい合って起勢。近寄せた指から相手とシンクロするように。それから同じ要領で、前(または横)に伸ばしたこぶしを押し下げる。

空手では受け、蹴り、横突き、両手での払い(風車)とその応用、組手(打撃/つかみ合いの形から崩す/座位から崩して寝技)、絞め技。

覚え書き

・片手で押さえ片手で払う風車は、昨日考えた「手足をトングにして人をひっくり返す」方向性と一致していたからよしよしと思った。直線的にぶつかるのでなく、環状に相手を誘導すること。

・一緒に稽古したTくんに、Sさんは手が大きくてリーチが長いから打撃に有利ですねと言われた。私は自分の打撃を相手の懐に入るための「つなぎ」と捉えているが、それが体の特徴を活かして首尾よくできたらこんなにいいことはないと思う。

・今まで私を「この人」と呼んでいた5歳児Mくんに今日初めて「先生」と呼ばれたこと。

・組手での挙動について、師が私のことを「チンパンジー」と評されたこと。

稽古後にサワーを一杯飲んで帰る。割るお酒の量を半分にしてもらうのを頼み忘れた。毎晩の養命酒で少しはアルコール耐性がついたと思っていたのに、帰りの電車の中で気持ちが悪くなった。目がチカチカして見えなくなるあれ。ドラえもんに電話したら「温かいお茶でも買って飲みなさい」プツッ、と切られてしまった。手さぐりで帰る。家が宇宙から見た地球のように見えた。