弟子のSです

武術の稽古日誌

行住坐臥の臥ぬき

硬い硬いと言われるが、私の硬いのは体でなくて動きなのだそうである。

技を忘れないようにおさらいするのも大事だけど、私の場合はまず武術する心身をつくることじゃないかと最近思う。柔らかく、それでいて強靭な身体と心。蓮の葉や笹に例えられるような張りと芯のある柔らかさ。まさに太極拳の掤(ポン)だ。

禅寺では行住坐臥、日常の起居動作がすべて自己の心を知る修行であるという。稽古を心身づくりと捉えると、寝ている時間以外の活動はどれも稽古だと思ってすることができる。

実技の一人稽古/作務としての家事/本を読む・映画や絵を見るなど鑑賞一般/会話一般/生活の糧を得るための活動(働くとか節約するとか)/立ち止まる・何にもしない/・・・

よし。

実技では羽ばたきや腕振りのような基礎鍛錬をもっとやろう。いや、やってます。