弟子のSです

武術の稽古日誌

オランウータンは森の人

・・・けれども僕の人間的な性格は、氣質上にも思想上にも、老子自然主義と共鳴できない。僕は老子を崇拝もしないし、況や彼の教徒にならうとも思はない。要するに老子の思想は、僕にとつて興味ある他山の石である。(『谷神不死』萩原朔太郎

読み手にさんざん老子の魅力を伝えておいてから、最後をこんな一文で締めくくる詩人!

すべてを疑う。疑い深い自分も疑う。

他山の石かどうかわかるまでは、縁あって出合ったことはとことんやろう。勉強しよう。

仙人は山の人、俗人は谷の人、と。

私「ママが仙人になるって言い出したらどうする?」

次女「いつも通りだなと思う」