弟子のSです

武術の稽古日誌

大拙先生までそんな・・

土曜日に会った友達の一人は高校生の息子さんが発達障害で、小学校の時から家に引きこもっているという。もう一人は離婚に踏み切れず、夫のところと実家とを参勤交代のように行ったり来たりしてる。人生いろいろだ。息子のいる方が読んでみてって貸してくれた漫画が『母親やめてもいいですかー娘が発達障害と診断されて』。藁にも縋る気持ちで読んだんだろうなと、ページを繰りながら彼女のことを考えてしまう。漫画は不倫あり新興宗教ありの、捨て身なまでにセキララな内容だった。ネットでも賛否両論、すごいな。女って強いんだか弱いんだかわからない。

ノリ(←私)の話がまだだよ、どうしてた?って聞かれたけど、私の近況も一言で語るのは難しい。空即是色について考えてるの、空のコップには水の無があるんだよ、とかざっくばらんに話せばいいのだろうが、何かが私を押しとどめた。バッグから鈴木大拙を出して東洋思想から武術につなげることもできたはずだが・・

そういえば、その本の中にこんな一節がありました。

美しい着物もさることながら、出来るなら真裸の方がよい。(鈴木大拙『東洋的な見方』)

今日はこれからハロワに行く。経済の心許なさが笑えないことになってきたから。