弟子のSです

武術の稽古日誌

兎歩、うほほ2

昨日の記事について、それは全身全霊というより、単にうっかりやでまわりが見えてないだけでしょ・・という感想を持たれる方は多いと思う。師からも次のようなご指摘をいただいた。詳しくは8月1日の記事のコメントをご覧ください。

>全身全霊でやるということは集中であって熱中ではありません

そうですね。私のは熱中です。仰るとおり暴走とも言えます。私の欠点です。欠点は何とかされなければなりません。その扱いについては、次のように考えています。

1. 欠点そのものを治すように努力する

2. 治るまではそのことでなるたけ人に迷惑をかけないようにする

3. その間、自分自身も快適に過ごせるようにする

4. 欠点の有効利用を考える

つまり欠点については、自覚から始まり、対症療法をしつつ根治療法をしつつ平和的共存を模索する、ということです。

ぶつからないよう細心の注意を払うと同時に、ぶつかるような場所に行かない。さらにはぶつかる性質をアドバンテージにできないか考える。昨日の挿画でひっくり返ってるミスター・バンプ(「ぶつかりや」)は物語の最後にりんご農園に職を得てドスンドスンと大収穫、大活躍するのですが、ものによってはそういう転用もあろうかと思います。

しかしながら「だろう運転」はいかに見方を変えてもアドバンテージにはならないと思うので、稽古で矯正していかないといけません・・・。

>安全運転や、自分の意識や身体に起こるどんな微細な変化ももらさず感じ取る、ということに全身全霊を傾けてください

はい。私は「自分の意識や身体に起こる変化」に鈍感になることで強くなろうとしていましたが、どんな微細な変化ももらさず感じ取った上で、つまりデリカシーを失わないまま強くいる、ということを先生から武術から学びたいと思います。