弟子のSです

武術の稽古日誌

昨日のお稽古

小金井体育館にて武術150分。

最近、足の入れ替えがうまくいく腕振りのコツが身につき、それはこぶしに重さを集めて盛大に振り回すのだが、調子に乗ってやっていたら握った手指が遠心力で内出血してしまった。情けない体よ・・。そんな準備運動をしているうちに師がいらして、前回り受身を見ていただく。

相手の手首をとりやや内旋させ、腕をロックしてからかける技のいろいろを稽古。手首の代わりに薬指だけをとってロックすることも。薬指を張ると腕は自然に内旋していくので、張った状態をこちらで作って内旋に導くという理屈。

それから師の研究のサポートというか、受けの役割をする。稽古の直前にブログを更新していらして、その内容に沿ったものだった。帰宅して読んでみてこれをやっていたのかと得心する。

握った相手の手首や指を押し込んで崩すのは「圧痛で制圧する」ことなのか、「相手を自分の腕関節の延長として操作する」ことなのかは自分の稽古中の疑問でもあった。後者の方がなんというか、エレガントで、やられた方にも怨恨を残さないからいいなぁと思う。それが合気の、鄭子の、師の方向性なのは学ぶ私にとってとても喜ばしいことだ。

その後白桃会のビッグな、スタバのサイズでいうならグランデな新人Yさんが加わる。

太極拳の第一段の型をおさらい、力の出し方を稽古/背負い投げ/ワンツーの攻撃を片腕でさばく/角度・距離・タイミングを駆使してタックルをかわす/ゆっくりとした自由攻防/組手。

Yさんは自ら制御しかねる怪力の持ち主、という感じでびゅんびゅん人を放り投げ、私が床にのびていると「すみません」と礼儀正しいのだった。

さらに大休憩を挟んで漫遊しつつ東小金井の運動施設に思いつきで移動、提手を見ていただくというリッチな午後となる。師は石など拾っておられた。

「Sさんはバカみたいじゃない、バカなんだ」という師の辛辣な物言いにやっと慣れたと思ったら、今日は「Sさんの悩みはウ○コみたいじゃない、ウ○コなんだ」とさらに衝撃的なことを言われる。しかし、師が何かにつけて「深刻ぶって・・・」と仰るので、自分で自分にそうツッコミを入れる習慣ができつつあるのは悪くないと思っている。