弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

護身術+太極拳+幼児空手+子供空手。初めての金曜稽古フルコース。

白桃会のもう一人の「弟子のS」瀬尾さんが参加された。

護身術。

・肩関節のストレッチ→強度を増して極め技へ。正面突きをかわし、相手の手と首をとって引き倒し、腕を極めて返し、うつ伏せにして肩を極める。一連の流れの中に様々な技のエッセンスが含まれている。

・連行術。

・双推手。手が相手の手の内側にある場合と外側にある場合、それぞれの動き。

太極拳

・収勢での十字手の用法。正面からとられた両手を外す。背と胸に手を当てがい、後方に崩す。

・玉女穿梭の、中心に手足を集めるところでぐらつかないようにする稽古。

幼児空手。

・型稽古。それぞれの型の用法。

・寝技。相手の首(または腕、足)を腕で挟み、その両腕を絞めて攻める。その際の両手の組み方は影絵のオオカミをつくる要領(←この教え、すばらしい・・)

子供空手。

・当て身。片手を片手(または片足)のストッパーにし、デコパッチンの要領で打つ。

・上段突きを十字手で受け止める。からの展開。

・寝技。相手の折れ曲がる部分のなるたけ根元に、細いもの(相手自身の足首や自分の手首など)を、骨が当たるように挟むというのがポイント。

もしかして幼児空手が自分にはジャストフィットなのかも・・。基礎の基礎を上級者相手に稽古できるという、今日みたいな稽古はとてもよかった。

瀬尾さんは今後も金曜稽古にレギュラーで参加されるとのこと。本来は公共体育館の市民向け教室である金曜稽古で、同門の方とご一緒できるとは何という嬉しいニュースだろう。瀬尾さんは相手のためになる稽古ができる方で、組んでいて自分が引き上げられる感触がある。「もう一人自分がほしい」と言う彼の、よい稽古相手に私もなろう。

師の弟子であると紹介され、瀬尾さんは他の生徒にわぁーとリスペクトを受けていた。

彼がリスペクトを受けることと、私がリスペクトを受けないことの間には何の関連もないんだけど、人と比べて自己否定に陥る、いつもの煩悩が襲ってきた。劣等感。万人に評価されたいという卑小さ。人が無心に話す言葉が胸に刺さる。しかしそのことで、瀬尾さんを稽古相手に迎える喜びが損なわれることは少しもない。

内面の屈託を師に話しても「守護霊が弱いんじゃない」と、真面目に取り合ってもらえなかった。当然である。

私が自分に自信が持てずにいる、ぱんぱんに張ったエゴから抜け出せずにいるのは、それで自分が苦しいのも問題だが、本当の問題は、それが師の教えに本質的に背いていることだ。師の教えを考えれば、出来が悪いと悩むことこそが出来の悪さだからだ。

修行が足りないし、何かが間違っている。苦しむ自分を嫌がりきること。全否定すること。

マイメロいいこと言うなあ

https://twitter.com/Melody_Mariland/status/505127706652995584