弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

不調。アンパンマンなら「顔がぬれて力が出ないや・・」というところ。のろのろと道場へ行く。基礎鍛錬+応用/五指の伸展+応用/腕力でなく肩の、体全体の動きで力を出す/ゆっくりとした約束組手、自由組手。 体が動かず、ひざやら腰やら痛くしてばかり。怪力Yさんに対し、注意して受身をとっても床に叩きつけられるし、こちらが非力なせいでまともな稽古相手にもなれず、惨めで悲しくて、ツンと込み上げてくるものをこらえた。 師と別れる最後の最後まで気持ちを立て直すことができなかった。子供空手の男の子みたいだ。 「お前の欠点は、都合の良い説明、お前とお前の世界に合った説明を求めるところにある。」カルロス・カスタネダ。私はお調子者で、ムシがいい。一体何様のつもりだったのか・・・ 価値は命に従って付いている、を身体化するべく修行しているわけだけど、一方、生物学的な見方からすると老いてオスから求められなくなったメスは存在自体が無価値で無駄、という事実がある。フェミニストを激怒させた石原慎太郎ババア発言は動物の行動原理にてらせば真である。事実に腹を立てても、悲しんでも意味がないと師は仰った。 nanndato.jpg ということである。 1コマ目の、自分の価値を他人に評価してもらおうとする台詞がアウトなのだ。それだと評価してくれない人を恨むようになる。あなたは求められない。生物として存在の意義を欠く。ここを見ぬ振りして何の合理的か。ここから始めて、意義はなくとも生き延びよう、自分だけは自分の存在をよろこぼう、それがマーシャル(勇敢)なアートなんでないのか。 アホか。夢から目を覚ませ。『浮雲』でも聴いとけ。うえーん。