弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

武術90分。スポセン。

太極拳套路の用法を頭から。起勢、左掤、攬雀尾、単鞭、提手、靠、白鶴亮翅まで。

用法は相手の攻撃に対応するところから始まるが、攻撃が上段か中段か下段か、手による攻撃か蹴りか、掴まれたのが片手か両手か、手首をストレートに取られているかクロスで取られているか、相手の表に入るか裏に入るか・・などによって展開が変わる。もちろん相手の反応によっても変わるし、あと、各々の体型や個性によっても変わる。

なので基本を押さえたら(←これが難儀なのだが)、応用はそれぞれで考えるようにとのこと。

このところ道場の内外で事あるごとに師に厳しく指摘され続けている、想像力の欠如について。

想像力を妨げるのは思い込み、考え方のクセ、我執。その核となるのは感情。感情が自由を遠ざける。感情の奴隷でいることを憎め。

想像力を働かせるのに必要なのは意志で、感情ではない。感情と意志とを同じOSに入れることはできない。自由とは意志であり、心細いものだ。

わかりましたか。わかれば今この瞬間に変わるはず。どこがわからないの。聞いていますか。あなたは私の話を理解する気がないのだ。あなたは変わらない。変わる気がない。自分を変えるという、血を吐くような決意がない。ちっとも感情の奴隷でいることを憎んでいない。憎むってことは、叩きつけて、踏みにじって、二度と起き上がらなくなるまで粉々にするんだよ。

蛙はもう井戸にいられないのだ。両生類に進化するか、干からびて死ぬかしかないんです。自立してください。マニュアルはない。モデルもいない。

・・・何だかもう、師の言葉なのか、頭の中の言葉なのかわからない。

しないと人迷惑だから、しかし何より、自立した方が私自身が楽しいと思うので、一人でやっていけるように頑張る。