弟子のSです

武術の稽古日誌

時流は追い風でしょうか

瀬尾さんから薦められた本『嫌われる勇気』を図書館で予約したらば驚きの93人待ち。アマゾンでも値崩れしてないし、めちゃくちゃ人気のようだ。アドラーという人の唱えた心理学について書かれた本らしいが、瀬尾さんによると、師の仰ることと相通じるものがあるという。それがベストセラー・・・ふーん・・・

先日、長女が吉祥寺アニメーション映画祭というイベントに作品を出品し、私も夫とともに会場に足を運んだのだが、そこで聞いた審査員長の竹熊健太郎氏とゲストの森本晃司氏のお話が作品をつくる上でとても参考になったので、覚え書き。

・個人でつくるとどうしてもアートっぽくなったり知性に訴えるものに走りがちだが、娯楽性とまでいかずとも、笑わせる、泣かせるといった感情に訴えることは大切。

・ある程度ストーリー性がないと見続けるのがつらい。

・明るく楽しい作品、面白い作品、変態な作品、光るもののある作品が見たい。

・最初が大事。アニメーションだったら冒頭の30秒。

・作品は観客との対話。観客を驚かせる。

・作ったものをカットするのはしんどい作業だが、振り返ってこれでいいのだろうかと考えなければならない。

武術や対人関係と同じく、人のすることで大事なことは共通していると思った。自分と他者とを俯瞰すること。自分のためのものを、人に親切につくろう。