弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

幸せになるのは勇気の問題だ、と説くアドラー心理学の本を瀬尾さんに返す。若い頃は勇気というか・・蛮勇があったなあ。だから結婚できたんだなあ。

現状に対する「不満」と、見えない未来への「不安」とで、不安でも変化を選択する勇気。

師の武術は、同じ勇気でも循環的というか、何が起ころうとどこ吹く風で日常を守る勇気だ。奮ったり湧いたりさせないから「勇気」よりはやはり「強さ」という言葉がふさわしい。守る日常(自我)が確立していることが大前提だ。ないものは守りようがないから。

アルマジロにアルマジロの護身術を尋ねても、アリクイにアリクイの護身術を尋ねても、あなたの護身術にはならないと師に言われた。あなたはアルマジロでもアリクイでもないからだ。 あなたは何者なのか? それに答えられるようになることが、自我の確立。

護身術+太極拳

護身術は受身と受身の動きの用法。それから先週のつづきで、足指の付け根とかかとで前後に重心移動する動き。太極拳の時間にもそれをやる。

昨日の問いについてのヒントは見つからず、頭がまっ白だ。カオが何のためにあるかも、私が何者なのかも。自分が何者なのかわかれば、勇気を出して変えるべきことと、勇気を出して守るべきことの区別がつくと思う。以前はそのへん、迷いがなかったんだけどなあ・・・