弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

武術90分、スポセン。金曜のつづきで、接触点から相手とつながる稽古。

まず自分の中でつながり(套路の金鶏独立のような)、次に相手とつながる。つながって、相手を揺らす、崩す、投げる。つながった相手と前後にリズミカルに動き、前進で突く・後退で蹴る。座捕りで肩口を押して転がす、ひざ頭を浮かせて転がす。腕力でするのでなく、つながった自分の全体で働きかけていく感じで動く。表現が難しいが、共鳴を呼ぶというか・・。ふたりで組んでじんわりと感触に耳を澄ませる。大男Yさんが眠らされた熊のようになっていた。

ぶつかりあうのでなく、相手に合わせ、相手と一つになる。これは勝ち負けという相対性の決着をつける戦いではなくて、師いわく、二人で手をつないで走るようなものだと。つないで走れなくなった人間が、外形的には負けとして映るだけのことです。

手をつないで一つに・・・でもそれ、稽古相手はともかく敵とできることなのかな。拒絶する気満々の敵と一つになるなんてできるのかな。師「それはもう何度も説明しました」。

そして稽古は座学に及んだが、師から伺う話を自分の口で再生することができない。前回の記事のコメントの「一番大事な話」に関わることでもある。こんな簡単なことがどうしてわからないんだと言われても、何が何やら、単語がぐるぐるするばかり。

受容(≠博愛)。共鳴。つながる。夢。眠り。太極拳。本心。社会性。意識の階層・・・・

師のテキストが待たれるところだ。ブログ、スポンサー広告がまた出ちゃってますし・・。

私がこのごろ参考にした記事はこれです

http://doranekodoradora.blog123.fc2.com/blog-entry-56.html

稽古後に新年会、鍋パーティー。キャベツ・ひらたけ・深谷ねぎ・油揚げ・豚バラ・豆腐・青唐辛子の鍋をアジシオ・黒胡椒・お醤油で食べる。シメはお餅。お酒は赤玉ポートワイン+炭酸水と、トリスハニー+牛乳。うまいうまい。

食後に「たほいや」と「neu(ノイ)」。師と瀬尾さんがそれぞれ紹介してくれたゲームで、どちらもすごく面白かった。お二人から学ぶこともあった。それは次のようなことだ。

僕は、中学校の時から、何人かと「ひま人クラブ」というグループを作って、遊んでいました。・・・モットーは、「お互いがおみやげを持ち寄る関係」でした。相手が喜ぶことが「おみやげ」です。(鴻上尚史

情報・物・笑顔・・何でもいいけれども、おみやげを渡すには努力が要る、とある。おみやげを渡せる師と瀬尾さんて偉いなぁ、自分も見習おうと謙虚な気持ちになった。

たほいや・・・さて、次の言葉の意味で正しいのはどれでしょう?

【べくすけ】あばずれに同じ。

【べくすけ】武家の下僕の通称。

【べくすけ】東北地方に自生する常緑樹。秋田ではわびすけとも。

【べくすけ】ポーランドの生物学者。ヒース・リー・ベクスケ(1959〜)

正解は広辞苑で。