弟子のSです

武術の稽古日誌

♪おさ〜るさ〜んだよ〜

武術を志してからこのかた、人扱いが雑だ良心がない真人間になれと驚くべき指摘を受け続け、この頃では師匠より「愛」を学んでいます。

>愛、ヒューマニズムといった部分の理解がないと礼は虚礼になります

愛とはつまり「早乙女愛よ、岩清水弘はきみのためなら死ねる!」ということであろう。しかしいざ行動に移すとなると、寒風吹きすさぶ中、素手でいる人に自分の手袋を外して差し出すことすら実際には難しいものです。呪うべき保身。そこから出発して、だから、愛とは(せめて)礼を尽くすことだと今は理解しています。「礼」って何なのかと言われると、それがよくわからないのですが・・・

師によれば、礼を尽くすとは、存在を認め、雑に扱わないこと。礼は万物(他者だけでなく、物や自分自身も含める)に対して払うのだという。なので自分を愛していない、どころか憎んでいる人に対しても、礼は尽くされなければならない・・・・うーん。そういった場合、礼とは何のためにあるのかしら。というのが疑問だった。師の新しい記事にその答えがあった。

>非礼、失礼な相手に対しても礼で応えるのも、それがもっとも効果的だからです

「効果的」だからか・・・そうか・・・

「自分と世界は大きく見ると同じもの」なのか・・・そうか・・・