弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

武術90分、スポセン。といっても最近は時間が曖昧で2時間以上稽古しているときもある。

自分一人で、あるいは人とつながるという時、次のような種類がある。

・筋骨のつながり

・関節(腱)のつながり

・意識のつながり

上の物理的な二つを主に利用するのが柔術、後のが合気だという。

どこまでが物理的でどこからを意識的と捉えるのか考えると難しいけど・・・ざっくり、傍から見てわかりやすいのが物理的にやるもの、外からはほとんどわからないのが意識を扱うもの、という感じだろうか。たとえば合気上げなら、物理的に腕を内旋させてロックしてするのと、意識が同調する位置でつながった相手に体幹からのうねりを末端経由で伝える、みたいな違い。

合気上げ/双推手から立ち技→座り技→寝技のループ。動作中の攻守のバランスを意識する。相対的な位置が低くなるにつれ守りの度合いが強まるのが基本/正面の立ち合い。ぶつかってくる相手にぶつかり返すのではなく、瞬間受けとめて、そこから大波が返すようにどかーんと。/立ち合いから相手を脇に流す/脇に流すと同時に足を払う。蟷螂拳愀腿(しゅうたい)展拍という技/単推手からの発展(肩下にひじを押し込んで片手を添えて落とす・肩上にひじを巻き込んで極める・引き込んでロシアンタイのようにひじを極めてから足で撥ねて投げる/伸びた腕にひじを入れて脇下とひじとで固める)など。

師が今月は動画強化月間にするとか恐ろしいことを思いつき、私の双推手も動画に撮りましょうと提案された。ネットで公開するなんて、とんでもない。しかし公開用に撮るということはそれなりの上達が認められたあかし。それ以前に私は師に命じられたらノーとは決して言えない立場。だが今は・・今は圧倒的に嫌すぎる。今は、というのは、こういう自意識も含めて、修行が足りてないからだ。足りれば余裕でありの〜ままの〜姿を見せたり自分で見たりできるはずだ。以前は姿勢を確かめる鏡も直視できず、下ばかり向いていて注意されたのが最近はなくなったし。だけど・・・今日。師の提案を拒んでしまった・・・。いくじなし・・・。

クヨクヨしてまっすぐ家に帰る気になれず、ドトールで道草。チョコレートケーキ食べた。