弟子のSです

武術の稽古日誌

やっぱり本が好き

師にお借りした夢枕獏『空手道ビジネスマンクラス練馬支部』。以前ドラマ化され、主人公が入門する道場主の空手家を藤岡弘が演じていたという。厚い本でもたもた読んでいたけれど、そのことを先日師から教わり「このキャラは藤岡弘」と思うと俄然はかどるのだった。

これを終えたら、鄭曼青の教え子が書いた『There Are No Secrets:Professor Cheng Man-ch'ing and his Tai Chi Chuan』を読むのだ。直訳すると「秘密にするものはない:鄭曼青師とその太極拳」。久しぶりのペーパーバックだ。稽古中のスナップとかも沢山載っている。鄭曼青先生はちょっと野菜の「くわい」に似ている。

ホワイトデーに夫と小さなビストロでご飯を食べたんだが、お店の人に「お会計はご一緒でよろしいですか?」と訊かれ、そんな質問初めてだったのでちょっとびっくりした。私達の会話や空気が、夫婦とは思えないほど 1. 初々しかった 2. よそよそしかった 3. 道ならぬ感じだった 4. 全顧客に確認するマニュアル的なあれ 5. ケアレスミス