弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

中野CMBトレーニングセンターにて、ネパール支援のためのチャリティー武術交流会。

護身空手木村塾 木村先生:骨を使った攻防

白桃会 佐山先生:算数で考える武術

カリ 城本先生:素手でのエナジーフロードリル

カリはフィリピンの武術で、SPや特殊部隊などで採用されており、相手の武器を奪う(または落とす)技術などに優れているそうだ。講師の先生のサイトに丁寧な解説があった。

https://sites.google.com/site/kalisdf2014/home/firipin-wu-shutoha

師の講座「算数で考える武術」の副題は「何が得で何が損なのかを分かりやすく考えてみるメソッド」。白熱教室の如き趣であったが、動画での記録を任されていた私はiPhoneのモニター越しの受講となり、ながら仕事の不得手さゆえ記憶がまっしろ。動画を見ながらおさらいしよう。

以下、見聞きしたことの覚え書き。他流の技術を知ることは、師や自分の武術を客観視したり、対比して共通点と相違点を見つけたり、その相違点は何を意味するのか考えたり、後が忙しい。

・受身は畳よりも板張りの道場で稽古した人の方がきれい。

・木村先生はホネっぽい身体の造りが私と似ている。人に当たると痛い部分を自らの身体に備えている、という事実から自分の武術に近づいていく一方法。

・私はホネっぽくて硬いが、木村先生はホネっぽくて非常に柔らかい。

・カリの要諦の一は「動き続けること」。

・カリの技術。手を掴まれたら体幹近くの3点(腰・肩・頭の脇)のどこかに引き付け、その位置から振り払う。手を伸ばした姿勢は脆弱であること。なるべく体幹に近寄せる。

帰途、木村先生に「Sさん柔らかくなりましたねぇ」と言われ、他にも何か言っていただいたのだが、褒め言葉だと思ったら舞い上がってしまって、ああ勿体ない。覚えているのは「前は恐かったもん」・・・。