弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

高田馬場にて実技と遊行と座学。 基礎鍛錬。前後の羽ばたき/押す際に陽の力と陰の力を使い分ける。また押し合う中で相手がどちらの力を使っているか感じ取って対応する。双推手ー座捕りー組手/套路。白鶴亮翅の用法を忘れていた。単鞭、抱虎帰山。丁寧にする。滑らかに動く/腕振りの動作とともに前進する。滑らかさを保ち、重力を感じさせないように。 稽古後に、前回の記事でわからないと書いた「柔術vs剣術」について説明してもらう。「剣を抜く」に対して「抜く前に手を抑えるorタックルする」、それに対して「抑えられてもタックルされても剣を抜く(=居合い)」・・・という具合に、武術はその時々の脅威に対するカウンターというかたちで発展してき、今もその途上である、という話であった。そういう事かっ!それを踏まえて師のツイートを読み返してみるに、最後の「術として成立させるなら、ゆっくり抱きつきにいっているのに何故か打てないし、かわせない、という心法に寄った発展を考えた方が良い」という指針が自分の方向性なのだなと腑に落ちる。心法とは新出単語であるな。 その後戸山公園〜早稲田界隈を散策。遊行についての解説はこちら生まれながらにして神であるはずなら、それ以上何も望むことはないはずで、ただそのままであること、十全であること、ということの豊かさを知るのが修行者の心得です。 散歩の極意とも言えよう。皮パリッパリの鯛焼きとか食べた。