弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

巣鴨にて子供空手を90分。Mくん。小学1年生でありながらほとんど休憩なしで1時間半、集中を途切らせずに稽古できるって結構すごいことと思うが、本人は特に頑張っている様子もなく・・。

片足立ちで上半身を左右に揺すり、上げた足をぶらぶら。慣れたら、相手の中段突きを受けた上半身の揺らぎを利用して蹴る。この動きは「システマ」というロシアの武術の要領だという。

相手に肩から背中を向け、後ろに回した方の足で相手の蹴りを止めるというのも稽古した。足先って自分の意思が届きにくい・・。たとえば拍手では手と手が磁力が働くように自然に合うけれど、手と足で拍手しようとすると難しい。体の後ろ側でするのはもっと難しい。こんな感じである。

dance.jpg

難しいが続けているうちにできてきた。師の歌うマイムマイム(←ロシア?)のメロディに合わせたら、なんか楽しかった。

横受けのひじとひざもなかなか合わないが、同根の問題。

それから指の鍛錬、指立て、蹴りー受けー当身の基礎鍛錬。

受けでは、内受け・下段払い・外受けにあわせてそれぞれ体が自然に動く、その流れを利用して技をかけていく。「風の型」に含まれる動きだ。

その後寝技の型をして、最後に組手。

(うーん、また内容の列挙になってしまったような。師の視点に立つって難しい)

ステマ的な身体の使い方とは、Wikiによれば

Keep breathing (呼吸し続ける)、Stay relaxed (リラックスを保つ)、Keep straight posture (姿勢を真っ直ぐ保つ)、Keep moving (移動し続ける)。徹底した脱力と柔らかな動作が特徴だという。太極拳とおんなじだ・・・

先々週は通り魔事件でものものしかった巣鴨だが、今日は穏やかであった。前回はお母さんが心配してMくんを迎えに来てたっけ。あのとき、師がMくんに「何かあったらお母さんを守るんだよ」と声をかけるのを彼が神妙な顔で聞いていて、私はその時(いいなあ・・男に守りたいと思われてこそ女・・)とかチラッと思ったのだが、それを今日思い出したから、結構心に残ってるんだなと思った。あっ、怒られる予防線を張るわけではないですが、「守りたいと思われたい」と「守られたい」は別ですよ。

池袋の、見渡すかぎりのお客がもつ煮を食べているお店でもつ煮を食べた。澄んだスープがえも言われぬおいしさ。

お知らせ:師が護身空手木村塾の稽古日誌ブログを開設されました。幼児空手と子供空手は、師はこちら木村塾の指導員として教えておられます。今日の稽古の様子も載ってますので読み比べも一興かと存じます。師の伝えたいことを考えよと言われる私には答え合わせのようなもので、読んだら結構へこみましたが・・。http://gosin.jugem.jp/