昨日のお稽古
ユリイカ!私はこれから組手で使える意識高い系の套路をするのだ!と心弾ませつつ道場へ。
護身術+太極拳+幼児空手+子供空手。
護身術は「足技祭り」であった。
私はいま師より稽古内容の羅列を禁じられている(稽古の趣旨を推しはかるのがお留守になるから)ため、これとこれとこれをやったと記すことはできないが、ほんの一例を紹介すると、かかとにかかとを引っ掛けて崩す・ひざにひざを引っ掛けふくらはぎから崩す・腿に腿をぶつけて崩す、の崩し技3点セットなど稽古した。
立って足技をする際は軸足が安定していないとかけた自分もよろけてしまう。前回の稽古で準備運動を丁寧にやり、その後回し蹴りの稽古をしたと書いたが、回し蹴りという技も同様で、片足立ちでふらつかないよう、不動であるべきポイントを正しく不動にしておくのが大事。速く動くとよろけるのを勢いでごまかせてしまうので、そうできないようにゆっくり形を確かめながらやった。
ここで関連する準備運動は次のものである。
赤丸の部分、ウルトラマンのカラータイマーの位置(専門の呼び名があったが失念)、ここを中心に保つように左右のバランスをとるというもの。Y字バランスも四股もここの不動を意識すると上半身が傾かず、したがって片足立ちが安定する。
時間の最後に教わった足技を自由に使ってゆっくり動く組手をした。師に相手していただいたが、もう雑になっている、昨日できたことができていないと言われた。
子供空手ではこれも前回稽古した、突きを後退せずにかわす動きをやる。上半身を柔らかく水平に回してかわす、いわゆる「スウェイ」? これも準備運動に関連したものがある。
丹田を中心に前後左右に回す。頭を上下動させない。
生徒へのお手本で、師が打つのを私がかわして見せたが、集中が途切れて最後に師の拳が上あごにヒットした。失敗するとこうなりますという、いろんな意味で痛いデモになった。
それから二列になってゆっくりした組手の稽古をするのに、これも師と私でデモを見せたが、護身術の時間に注意されたと同様、お手本と呼べるようなものにはならなかった。
あとで師に「メガネのあの人、意外とやるんだね」と生徒に見直されるチャンスだったのに、と言われる。昨日できたことが今日できなかったのはなぜか。それはずばり、オーディエンスを意識したからです。いいところを見せようという邪心で「二心」になっていたから。私の数少ない武術での成功体験は、必ず「一心」のときに起きている。一心になる訓練こそが私には必要なのかも。
見直されるどころか、私が相手した一人の子は「(勝てるようになるまで)あと1年だな」と不敵な笑みを浮かべて予告するのだった。1年のうちには私だって成長するんだよ。そうそう、なにしろ套路のやり方でいいこと思いついたんだからっ!と気を取り直して帰宅すると、そのアイデアを綴った記事に師からコメントがついた。開いてみると叱責する内容であった・・・・
寝たら寝たで何やら武術がらみの悪夢を見て、こんな気持ちでは起きられぬと寝直す(←よくある)うちにすっかり朝寝坊するし、いろいろもたついてるけどがんばろう。