弟子のSです

武術の稽古日誌

眼帯でいこう

金曜日の稽古で平行立ちからの突きとその応用をやったが、「要点を正しく捉える」ことがやはりできていず、見当違いな稽古をしていると指摘を受けた。ポイントは足捌きにあった。平行立ちにおいては半身への瞬時の足捌きが死活的に重要だということを、「そもそも平行立ちとは・・」という技術的背景から説明されて初めて理解した。

説明を聞いてすんなり腑に落ちたが、しかし師の求めるのは言われて気づくのでなく積極的に類推する力、自力で要点を押さえる力だ。また私は話を逐次的に余さず理解していかないと収まらない性質で、その場その場で質問反問するため話が本筋から逸れていってしまうといい「人の話を遮るなあ!!黙って最後まで聞け!!」と師は怒髪天なのだった。実技においてもまず人のするようにさせることが武術では全てなのだから、遮る態度を改めるよう厳しく言い渡される。

そして、これだけやっていながら技がさっぱり身につかない、要点が押さえられない、そんな稽古が続くのは何か脳の問題なのではないかと言われる。自分の記憶パターンの癖を探ってみてはどうか、皆それで自分に合った覚え方を工夫しているのだから、と。

師の仰るところによると、右目から取り込んだ情報が脳に書き込まれるタイプとその逆のタイプとがあって、記憶に適していない方の目から取り込んだ情報は曖昧なイメージとしてしか残らないのだそうだ。それを検証するために、師に命じられた通り、片目を隠して今日はこれから次の動画を見てみます。

右目でhttps://www.youtube.com/watch?v=MoAiC3LD4ow

土井善晴直伝!オレだけの男メシをつくる!お題:オムライス」

左目でhttps://www.youtube.com/watch?v=TqeuSC_nVFM

土井善晴直伝!オレだけの男メシをつくる!お題:ハンバーグ」

見たあとで暗誦してみて、再現性の高い方が記憶する目ということで。いざ!