弟子のSです

武術の稽古日誌

昨日のメモ

昨日は師が指導員を務めている護身空手木村塾の大会があり、教室で一緒に稽古している子が二人出るというので、午後の組手の様子を見に出かけて行った。

一人はよい結果を収め、一人はよくなかった。しかしいずれにせよ、彼らがふだん教室でする組手の様子とはずいぶん違い、私がしばしば師に厳しく注意される「雑な組手」に陥っているように見受けられた。闘志にたのんだ殴り合い・蹴り合いになってしまっている。

本来組手は稽古の一種目であって勝敗を競うものではないはずだが、「あきらめるな!」「いけ!」とセコンドのように子供を鼓舞する親御さんも多くいらしたし、競技化したからには勝負以外の事柄がお留守になってしまうのは致し方ないのかと思った。それは子供の責任ではない。

空手と太極拳との違い、自分の戦いのことから武術のことまで様々に考える契機になり、いい勉強をさせていただいた。ドトールに駆け込み一人作戦会議を開いて帰る。