弟子のSです

武術の稽古日誌

最近のメモ

わかろうとするな。聞け。 わかろうとする行為自体、聞いてないってことだ。わからなくても聞いてれば後でわかる。 全体が理解できてない状態でやるべきは、欠損の無い状態で全体を持ち帰ること、復唱です。 ・聞く。 ・「腸腰筋」。空手の三戦立ちやお尻歩き、四股などで鍛えることができる。腸腰筋を使って足を根元から引き絞る、あるいはリリースすることで発勁する。 手指も骨格を考えると指の付け根でなく手首近くを根元として動かすことができる(熊手のようなイメージ)。すると押圧が俄然強くなる。 ホネのことを思えば、人間とはフラクタル図形のようなものだ。 hito.jpg 骨の分岐するところ(付け根)で発勁すると強い ・金曜日の護身術でやったのは、通せんぼを片側に行くと見せかけてかわす、上段を打つと見せかけて中段を打つ、蹴りに対していったん胸で威圧すると見せかけて反撃する・・・「意識(意志)なしにフェイクの動きをする」稽古。フェイクを意志でやると、意志は意志を呼び起こし、反応される。意志のないところに相手は反応することができない。面白いなぁ・・・! ・前回の記事「打撃対策」について瀬尾さんから意見を頂戴する。私は相手との間合いを詰めてくっつこうと試みる。それは相手が自分と距離を置いている、という前提での話だ。しかし・・ 「人が距離を置くのは強そうな相手、殴られたり蹴られたら嫌だなという相手に対してであって、正直、Sさんを見て距離を置こうと考える人はまずいないと思う。なのでSさんが開いた間合いを縮めようという場面は現実には起こらないはず。至近距離ならともかく、Sさんの求める近距離はむしろ相手にとって最も好都合な間合いなんですよ。そもそも喧嘩なんてのは胸倉を掴んで "なんだてめぇ" ってところから始まるんですから。だから(技の生きる)近い間合いでの技術を上げる努力をしながらも、現状ではSさんこそ相手から離れようとしなければいけないはずです」。 参考:間合いのいろいろ maai.jpg 現状をふまえて考えた打撃対策。  ー 相手からは遠く、自分からは近い位置をとれるようになる。つまり角度がわかる。  ー 打撃に目を馴らす。怖がらない胆力をつける。つまりタイミングがわかる。  ー 当たってもダメージが少ないような受け方をする。なじむ。つまりボディタッチとかコンタクトの仕方を究める。 することが沢山あってたのしいなぁ。