弟子のSです

武術の稽古日誌

組手の効用

私が今過ごす更年期は骨量が急激に減少するお年頃でもある。そこで骨粗鬆症のリスクを調べましょうと3年振りに骨密度を測定したところ、おお︎!? この3年間でほとんど変化がないではないか。増えてはいないものの(骨量減少は中高年女性に例外なく起こり、減少は不可逆的)前回の測定時よりも減り方がぐっと緩やかになっている。この3年は私が武術を稽古した期間、正確には靭帯を切る怪我をしてから後の期間とぴったり重なる。

笑顔のかかりつけ医に「何か運動していましたか?」と訊かれたので、対人型の武術をしていて、稽古では組手とかもやりますと答えると、へぇと少し目を丸くされてから「骨に負荷をかけたり衝撃を与えるのがいいんですよ。きっとそれですね」と言われた。確かにそれしか思い当たらない。怪我したりストレス性の病を病んだりしながらも、ホネは静かに鍛えられていたのね・・。

避けられない骨量減少をできるだけ食い止めるには、負荷がかかり繰り返しの多い運動が効果的という。重量挙げより費用がかからず、短距離走より場所をとらず、筋トレより全然退屈しない組手。身体が雑巾のようにくたびれて、嫌なことがあった日もとりあえず快食快眠が保たれる。

自分が悩んでばかりだから諸手を挙げて万人にお勧めしますと言い切れないのがつらいところだが、こんな効用もあります、ということで。