弟子のSです

武術の稽古日誌

2020-01-01から1年間の記事一覧

武術ゆく年くる年 8年後のひざ

訪れる人もまれなこのブログのアクセス数が唯一(比較的)伸びた時期、それは私がひざの靭帯を傷めた時のこと。2012年11月の稽古中に受傷し、その後MRIで前十字靭帯断裂と診断され、筋力をつけるためのリハビリと並行して、再建手術を受けるかどうかで迷いに…

母の贈り物

太極拳をしていれば、呼吸がゆったりと整う套路の動きが癖になっている人も多いだろう。私も家でよくやるようで、娘がスマホで撮った日常風景の端っこに、私が写り込んで樓膝拗歩してたりする。 先日のことだが、茶の間の介護用ベッドに横になった母が、私の…

丁寧に負ける

感染防止に配慮しながら週1回のペースで稽古を続けている。先日は雨天だったので、体育館内の道場で久しぶりに投げ技ありの組手をした。私がうまく受け身を取れなくなっていることに、師が驚き嘆いておられた。自覚するのは、以前にも増してスタミナがなく…

稽古メモ〜重心を外に出す〜

小金井の太極拳教室は5月22日から屋外(小金井公園)で稽古が再開されている。元の講習場所である市民体育館もビジター利用は再開されたため、晴雨にかかわらず稽古ができるようになった。再度、再々度の感染拡大が起きないことを祈るばかりだ。 稽古日誌も…

母の介護

今回は考え事を兼ねて、家庭内のことについて書こうと思う。 新型コロナウイルスの蔓延により「ステイホーム」が叫ばれて久しいが、実はコロナ前から私は「ステイホーム」していた。目下、82歳の実母を在宅介護中だからだ。母は要介護4。昨年まで要介護1だ…

遠隔稽古

太極拳教室の再開がいつになるのかの見通しも立たぬまま、家で套路(とっても気持ちいい)と、オンラインレッスンの課題にとりくむ日々。実地の稽古であればタッチやニュアンスといったものから学ぶことができ、間違いもその場で指摘され直してもらえるのに…

コロナ禍の真っ只中で考える

コロナウイルスの蔓延で世界的に「ステイホーム 」が叫ばれるなか、私も先月の25日を最後に稽古への参加を控えている。今まで年末年始に半月ほど稽古がなかったことはあるが、今回はそれをしのぐ、私史上初の長期休みになりそうだ。ホットスポット東京に住ん…

稽古ノートから

中華剣の対人の型稽古では苦戦されている方も多いかと存じます。参考になればと乱筆の恥を忍んでノートの図解をアップします。(最後でふりだしに戻り、ループする。)半身になり両方の前腕を上げる最初の構えを「ひ」と表現しています。そのほか解読しづら…