弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のリハビリ

iPad持参でリハビリに臨んだが、wifiは使えず。でも理学療法士さんに話したら、リハビリ室のパソコンでネットにつなぎ、柔術の組手の動画を見てもらうことができた。

おぉー・・思ったよりも・・と小さく呟く療法士さん。

私「一見、格闘技みたいですよねえ」

理「て言うか格闘技でしょう」

物思いに沈んでしまった彼に「でも試合とか段位があるわけじゃないんです」「その人その人なりに、ただやるだけなんです」と説明する。

しばらくして、トレーニングマシンを使って積極的に筋肉をつけていきましょう、来る回数を増やせますか?と提案された。気が知れないがサポートしよう、そういう気持ちが伝わってきた。今までは家でもできるストレッチとぬるい筋トレばかりだったから嬉しい。

5日前に前十字靭帯再建術を受けたばかりの若者がリハビリ室にいた。3泊4日で退院し、もうお勤めに出ていると(えー!)。ひざはMAX120度くらいしか曲がらないが、歯をくいしばるような痛がり方はしていない。技術が進んだのかな?彼だけでなく、再建組はおしなべて表情が明るい。

あんまり辛そうじゃないですね、高橋大輔は失踪したのにね、と療法士さんに言ったら「トップアスリートは抱えてるものが常人とは全然違いますからね」と、引き合いに出すことの無意味さをやんわり指摘された。