弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のリハビリ

明大前でリハビリ。今月いっぱいで一応終了することになった。あと一回通ったら、今後は自分でトレーニングして、夏頃に筋力測定して成果をチェックするという流れ。結局1年3か月通ったことになる。もっと早く卒業できたはずとも思うけど、巣立ちが遅れた。「スクワットをやって、歩いて、自転車とかもガンガンこいで、とにかく筋肉を落とさないこと」。はい。 靭帯損傷のリハビリでするスクワット(左)と武術でする馬歩站椿功(右)の違い。
squat.jpg
スクワットは前傾してハムストリングス(腿の裏側の筋肉)を伸ばしながら姿勢を保つことで、ひざ関節の負担を減らしつつひざ上の筋肉を強化する。いっぽう、馬歩では筋力に頼らない。両腕を前に突き出し、前後左右上下に引っ張り合うバランスと骨格の安定を保つことで姿勢をつくる。どちらも鼠径部を折り、腰を反らさず、ひざをつま先より前に出さないのは共通だが、鍛錬するポイントはまったく違う。 終わってからパン屋、ドトールで読書、帰宅して英文校正。 それから無形塾の套路の用法の動画を見る。手がどんな動きをしているか、足の位置はどこにあるかを観察。人間の身体って片仮名の「エ」の形に似ていると思う。隣接する手足をトングのように使って挟んでやれば人はひっくり返るのではなかろうか。柔軟でまとまりのある、すっごい頑丈な姿勢をつくるのが前提だけど・・・。