弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

歯の具合が悪いのと、新しい美容師さんの手になる髪型がださいという二重苦を生きる。

護身術+太極拳+幼児空手+子供空手。

靭帯・腱といった「筋骨のジョイント部分」を使って姿勢をつくる、あるいは動く稽古。太極拳で「掤(ポン)」と呼ぶ、強くて弾力のある構造。太極拳ではこれで全身を連動させる。左足が下がれば右足が上がる、といったような具合。

ジョイント部分を意識して骨を動かすことで、筋肉の負荷を少なくすることができる。仰臥の姿勢から上体を起こすのを、腹筋を使う代わりに、首から背中に向かってパキパキと順繰りに骨を巻き上げてする稽古をした。

また背骨を真っ直ぐに固めずS字を描くようにしならせ、横回転や縦回転を加えることで、後退することなく攻撃をかわす。前後の羽ばたきなども、背骨のつなぎ目を意識して動かす鍛錬である。

くわしくは師のブログの新しい記事を参照してください。

私は体自体は固くなくて、動きが硬いとよく指摘されるのですが、

動きが硬いという人は、この靭帯のつながりがバラバラであるか、筋力で動いているか、緊張で弾性が失われているかです。

全部あてはまるかもしれない。動きが硬いと生きているだけで疲れる。今までは力技で何とかごまかしたりごまかしきれなかったりしてきたが・・うまく年を重ねた人がエレガントなのは、それが合理的で自然で楽だからだと思う。